2016.08.03

畑違いの農業日記

  • 著者:立松季久江
  • 発刊日:2016/8/2

生まれてからずっと都会暮らしで、アウトドアなんて好きじゃない著者が、ひょんなきっかけから、農業デビューをすることに。日々を記録する「農事日誌」をもとに、それまでの自分とは明らかに“畑違い”な農業に挑戦しつづけた著者の苦悩や心境の変化、やがて努力が結実してゆく現在までの歩みを綴りました。

「自分は畑違いだ」と考え、常に客観的な視点で物事を見てきたからこそわかる、リアルな農作業の日々、情熱あふれる人同士がつながることの大切さなどが読み取れる一書です。

これから農業に従事しようという方、自身が所属する会社・団体とともに農業の世界へと一歩を踏み出そうという方、農業でのビジネス展開をお考えの方に、ぜひお読みいただければと思います。

目次

はじめに
プロローグ:好きとはいえない。だから畑違い
 ◆友達の誘いで、京都へ
 ◆私、アサガオしか育てたことないですよー

第1章 畑違いなワタシの「農業日記」
 ◆新しい畑を開墾する!
 ◆草抜きで気づいたばら蒔きの苦労
 ◆田んぼも作業もドロ沼状態!?
 ◆育て! 黒豆の種884粒
 ◆くり返される敵との攻防戦、そして……
 ◆イノシシのお風呂で、稲が倒れる
 ◆豆ドロボーはお婆さん?
 ◆初のビニールハウス栽培
 ◆試行錯誤を重ねて、人参を収穫!

第2章 畑違いな畑が、「ワタシの畑」になったワケ
 ◆畑を職場にする決断と引越し
 ◆石窯パンとの出会い
 ◆出会いの連続で広がった販売先

第3章 今あらためて考えた「農業の畑違い」感
 ①虫食いの野菜は売れない
 ②種について
 ③農業経営について

エピローグ:農業体験で、知ってもらいたいこと

著者プロフィール

立松季久江(たてまつ・きくえ Kikue Tatematsu)  ともときファーム丹波 農家&パン職人

愛知県名古屋市出身。
小さな食堂の一人娘として大切に育てられるも、スクスクと成長したことが悩みになり、自己流でダイエットを敢行。無事に健康体で20キロ減量を達成する。
これを機に栄養士を志すが、理想の就職先が見つからず研究職、ソムリエ見習い、介護士、寺院手伝い、音響スタッフ、英会話教室のペアティーチャーなどの仕事を転々。そうして辿りついたのが現職である。
周囲が認める「一切妥協しない性格」が奏功し、現在は農薬・化学肥料を使わない農法で70種以上の野菜を育てる。また、人とのつながりを大切にしながら、マルシェや店舗での委託販売など販路を拡大。さらには飲食店、個人への直販も行いながら、今日も多くの人に美味しい食べ物を届けている。

 

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